何でもいいから、500円くれよ!!

日記・好きな事の考察や感想・オリジナル小説等を書いていきます。

袋小路☆ランドリー 前編

実は3日前までインフルエンザにかかっていました。

 
1週間近く休んで体もほぼほぼ復活したし、明日から仕事復帰だし、ということで
今日は数日間の引きこもりによりとっ散らかった部屋の片付けを敢行しました。
 
いの一番に気になったのは、僕の色んなよからぬものを吸いに吸い尽くした毛布達でした。
でも普通の洗濯物も溜まっているし、洗濯しても干す場所ないし...
 
 
...そうだ、コインランドリーへ行こう。
 
 
ランドリーで洗濯と乾燥を一気にやっちまえばいいんだ!
 
思い立った僕は早速、魑魅魍魎が凝縮された枕カバーやら毛布やらシーツやらを
45ℓサイズのゴミ袋ポリ袋パンパンに詰め込み、ランドリー目指して家を出ました。
 
 
しかし人通りが少ない道とはいえ、平日の昼間に血色不良で無精髭のおっさんが
大きい袋を抱えて外をぶらつくなんて...
 
 
 
季節外れのサンタさんだねっ☆完全に不審者ですね。
 
 
 
僕の家から徒歩4分の所に銭湯があり、そこに併設されているランドリーが僕の家からは最も近い。
 
 
が...ここは駄目っ...!衣類のみっ...!とどのつまり毛布類はNGっ...!
 
 
であることは事前に学習済み(前科あり)だったので、目的地は最初から2番目に近いランドリーでした。
しかし、ついたは良いが洗濯機の半分は取っ手がガムテで覆われていて、稼働しているやつも
田舎の商店街(しかもイ○ングループにヒャッハー目前)にある末期のゲームセンター並にボロボロだったので
さすがに利用する事を躊躇いました。
すぐさまランドリーの中で3件目のランドリーを探す。(ランドリーでランドリーを探すという矛盾)
するとここから約700mぐらいの所に1件ありました。
一縷の望みをかけて、2月のサンタさん不審者は袋を担いで、えっちらおっちら移動しました。
 
 
辿りついたランドリーに入ると、すぐに大型の乾燥機がいきなり目に飛び込んできました。
そこそこ綺麗だし、否が応にも期待させられます。
 
 
 
 
..............で、洗濯機は?
 
 
 
 
目の前にクッソでかい乾燥機があるんです。クッソでかい洗濯機もあって良いはずです。
僕は店内を見回しました。左を見ると小型の乾燥機が2台、右を見ると小型の洗濯機が仲良く6台。
目の前には、大型の乾燥機が2台。以上終わり。
僕は洗濯機の容量を見ました。
 
 
...5.0kg
 
 
 
 
 
うちの子と変わらないんですが。
 
 
 
(内容量たったの5か...ゴミめ。)
とか内心思いました。
 
つかこんだけクソでかい乾燥機あるのになんで洗濯機はチビっ子しかいないの?
6台も入るんだからそのうちの4台くらい合体してキング洗濯機にでもなればいいのに。
 
持ってきた毛布類は半分入れただけで容量いっぱいになってしまう。
(これじゃ家でやるのとかわんねぇよな〜)
(乾燥できるだけマシだけどサァ....)
なんてことを考えていたおじさんに突如として悪魔的ひらめき
 
 
2台同時に洗濯して、まとめてアクジキング巨大乾燥機にぶち込んでしまえばいいんじゃね?
 
我ながらナイスな判断。早速洗濯機に均等に入るように毛布類を振り分けました。
次に料金の確認。1回あたり300円。2台だから600円。
財布を確認してみると、100円玉がちと足りない。
両替しようにも、店内には両替機がありません。
店の外にはこれ見よがしに自販機があります。
 
 
 
 
 
 
....................買え、というのか?
 
 
 
 
 
自販機業者とランドリーはグルなんじゃないかという疑いを抱きつつ
1000円札を投入し缶コーヒーを購入してお釣をGET
 
手持ちと合わせればなんとかありそう。
 
よし!じゃあさっさとお洗濯開始や!
コインを投入しようとしたその瞬間、おじさんふと気付く。
 
洗剤は?洗剤はどうしたと。
 
ランドリーは洗濯機の種類によっては洗剤が自動投入されるものもあります。
しかしこの洗濯機はどう見ても家庭用の洗濯機に無理やりコイン投入口を取り付けただけにしか見えない。
洗濯機の列の再奥に、古びた洗剤用の自販機がありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
....................買え、というのか?(Take.2)
 
 
 
 
 
 
お値段1つ50円。
まあいいよ。そんくらい安いもんさ。
財布の中に50円玉もあったし。
...しかし50円入れてもなんの反応もありません。
古そうだし、もしかして壊れているのかな?
最初そう思いました。が、衝撃の注意書きが目に入りました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
100円硬貨専用
 
 
 
 
 
 
 
 
ハァァァァァァァァァァァァァ!?!?
 
1個50円の物がなんで100円専用やねん!?
100円入れて1個買ったら50円お釣りが出るんやったら
50円をストックするルートがあるっちゅーことやろ!?
じゃあ最初から50円受け止められるようにしとけやこのボケナスが!!!
 
なーんてことはカケラも思いませんでしたが、カケラも。
それがこの箱のルールであるならそれに従わざるをえません。
今度は100円を探して財布を漁ります。
 
 
 
 
 
 
...洗濯の600円でちょうど切れちゃった☆
 
 
 
 
 
 
500円おじさんが自販機のお釣で出てきた500円をここまで憎んだのは初めてかもしれません。
 
仕方がないので、組んでる疑いをより深い物にさせた外の自販機で2本目のドリンクを購入。
100円を再び入手した僕は、ついに洗剤を手に入れる事に成功します。
 
無事2台同時スタートを成功させた僕は、その辺でのらりくらりして時間を潰しました。
やがて洗濯が終わり、続けて巨大乾燥機に纏めてぶち込む。
余裕綽々で毛布類を呑み込む乾燥機様に惚れ惚れ。
 
料金は10分100円。とりあえず300円入れて30分回します。
乾燥機様が無事渦を巻き始めたのを見届けると、僕は昼飯を食べる事にします。
 
 
 
 
 
 
 
 
ここまでを前半として続きはまた後ほど♡