水が襲ってくるゥゥゥゥウウウウウ!!
今朝、出勤のために電車に乗った。
いつも通りの、何気ない日常の1ページ。
(あ~仕事だりぃな~1日なげぇなぁ~)
なんて思いながら座席に座ります。
電車に揺られて2分後、異変は唐突に起こりました。
ケツが冷たい。
そう感じた瞬間、僕は人知れず絶望しました。
ついにサイレントお漏らしをしてしまったのかと。
でもおかしい。特に尿意はなかったのに、こんな突然大量のお漏らしをしでかす輩が世界中にそういるでしょうか?
ハルンケアでも防ぎきれない大失禁だぞこれ。
惨状を確認しようと恐る恐る、座席からケツを離します。
案の定、座席はびしょびしょ。
(ああ、駅員さんごめんなさいぃ……明日からパンパース履いて出勤しますぅぅぅぅ……)
深い懺悔を心の中でキメていたとき、ふと隣の座席に目が入りました。
若い兄ちゃんがすやすや寝ています。その手には、水が入ったペットボトル。
蓋、開いとるやんけ…………。
僕のケツと頭をヒヤリとさせた真犯人はこいつでした。
完全に立ち上がった後もジョボジョボと周りに池を広げて行きます。
僕はチキン野郎なので心の中で盛大に舌打ちし、声をかけずに遠めのドア付近まで速攻で逃げました。(その後向かいに座ってたおじさんが起こしてました。)
仮に僕が起こしたとして、冷静に話が出来るとも思えませんからね。トラブルや面倒事は極力避けたいし。
いやしかし、水だったからまだ良かったものの、もしコーヒーとか、色々後に響きそうなモノを溢していたら遠慮無く叩き起こしていたかな。そんでクリーニング代ぐらいなら請求したでしょうね。
まあ一番謎なのは、「何故蓋が開いたペットボトルを持ったまま寝ているのか。」
ペットボトルを持ったまま寝るのは分かる。人間眠気には勝てないです。
ペットボトルの蓋を開けるのもまあ分かる。開けなきゃ水飲めないですから。
しかし、それら二つが組み合わさると突如摩訶不思議な状態になります。
つまり彼は、喉が渇いて水を飲んだ後、蓋を閉める間もなく速攻で寝落ちしてしまったということか?
のび太かっ、お前は!!!!!